授業科目 | 担当教員名 | 開講時期 | 必修・選択 | 単位 | 授業形態 | 学科・学年 |
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邦楽演習(能楽) |
谷村 育子 |
前期集中 |
選択 | 1 | 演習 |
音楽科1年 |
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授業の目的・到達目標
能は世界遺産第1に選ばれ最古の音楽演劇(オペラ)である。700年息づいた日本の誇る音階・リズム・発声・楽器・能面・装束は世界に類がない。人前に表現の第1は人間性・行儀、規律の強い精神を養い、武士道に通ずる阿吽の息・気合の重厚さ・表現の源である。今の時代に欠けている、練磨精神を能の世界で感じて欲しい。舞台とは真剣勝負の世界は世界共通である。
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各回の授業内容
第1講 「学んでみよう能・狂言・囃子」の学習本の説明。第1講より「羽衣」の譜面(卒業生の作品)を渡し毎回30分謡う。3分間のフレーズである。
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準備学習等
「羽衣」の3分間を1人で謡えるように毎日自習。 |
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成績評価の方法・基準
まず大きな声で明確に謡う。音程より表現する姿勢が大切。音大生なのに声が小さい人がいる。 |
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教科書
「学んでみよう能・狂言」能楽協会、「能楽の囃子」ビデオ |
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参考図書
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履修の条件・注意事項
芸術は洋楽・邦楽を問わず到達の目標は1つである。(洋楽・邦楽・演劇・美術・舞台劇全て)体や耳をアンテナにしてピリピリ感じ取る貪欲さが欲しい。活々と熱心に聞く生徒さんが居るが、邦楽は関係ない世界だと堂々と寝ている生徒もいる。29年度生は2・3人の生徒が居ましたが、全体的に反応のある優秀な生徒さんでした。私も東京芸大で能楽専攻・大学院まで学びましたが、ピアノ、ソルフェージュ、オーケストレーションのテストは苦しい思い出が有り同情します。 |