ソナタ形式楽曲を書くために必要な技法を修得できる。

・古典派作曲家によるソナタ形式作品を分析することを通してソナタ形式楽曲の基本を学ぶ。
・作曲分野における作品個別研究（レッスン）・作品個別研究（レッスンで取り上げた楽曲の分析指導）・作品総合研究（関連項目の研究指導）の3項目を学習する

授業計画
　第１回：ガイダンス。ソナタ形式とは？モデルソナタ形式楽曲１曲目の全体～細部の調性分析。作曲者および作品・作品関連する資料収集。
　第２回：ソナタ形式を書くために必要なこと。モデルソナタ形式楽曲１曲目の和声および終止分析。前回収集した資料の集約。
第３回：与えられたモティーフテーマ分析。モデルソナタ形式楽曲１曲目の全体構造分析。レポート仕上げ。
　第４回：第1主題作成。第2主題作成プラン。モデルソナタ形式楽曲２曲目の全体～細部の調性分析。作曲者および作品・作品関連する資料収集。
　第５回：第2主題作成。モデルソナタ形式楽曲２曲目の全体～細部の調性分析。前回収集した資料の集約。
　第６回：提示部における第1主題から第2主題への移行部作成。モデルソナタ形式楽曲２曲目の全体構造分析。レポート仕上げ。
　第７回：提示部における第2主題から提示部終わりまで。モデルソナタ形式楽曲３曲目の全体～細部の調性分析。作曲者および作品・作品関連する資料収集。
第８回：展開部作成プラン。モデルソナタ形式楽曲３曲目の全体～細部の調性分析。前回収集した資料の集約。
　第９回：展開部作成：安定復帰過程前まで。モデルソナタ形式楽曲３曲目の全体構造分析。レポート仕上げ。
　第10回：展開部作成：安定復帰過程以降再現部前まで。モデルソナタ形式楽曲４曲目の全体～細部の調性分析。作曲者および作品・作品関連する資料収集。
第11回：再現部作成プラン。モデルソナタ形式楽曲４曲目の全体～細部の調性分析。前回収集した資料の集約。
　第12回：再現部第1主題から第2主題前まで。モデルソナタ形式楽曲４曲目の全体構造分析。レポート仕上げ。
　第13回：コーダについて。モデルソナタ形式楽曲５曲目の全体～細部の調性分析。作曲者および作品・作品関連する資料収集。
　第14回：再現部第2主題からコーダまで。モデルソナタ形式楽曲５曲目の全体～細部の調性分析。前回収集した資料の集約。
　第15回：まとめ。モデルソナタ形式楽曲５曲目の全体構造分析。レポート仕上げ。

作品個別研究（作品提出）40％および作品個別研究と作品総合研究（レポート課題提出）60％を成績とする。

総合和声　実技・分析・原理　島岡譲他著　音楽之友社

授業内に指示する。