大分県立芸術文化短期大学 平成30年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
音楽総合演習(理論)Ⅰ 遠藤 信一
森口真司
遠藤信一
前期
必修 2 講義 音楽科1年
(理論)
■ 授業の目的・到達目標

「音楽を理解する」ために必要な方法・手段を理解できる。

■ 各回の授業内容

・和声課題実施例や初心者のためのピアノ練習曲を分析することを通して分析の基本を学ぶ。
・理論分野における作品グループ研究指導(講義)・作品個別研究(レッスンで取り上げた楽曲の分析指導)・作品総合研究(関連項目の研究指導)の3項目を学習する

授業計画
 第1回:ガイダンス。「音楽を理解する」とは?課題1曲目の全体~細部の調性分析。作曲者および作品・作品関連する資料収集。
 第2回:「音楽を理解する」ために必要なこと。課題1曲目の和声および終止分析。前回収集した資料の集約。
第3回:様々なジャンルの音楽と機能和声の関係。課題1曲目の全体構造分析。レポート仕上げ。
 第4回:和声課題実施例を使った分析の基礎「和音度数から見た分析」。課題2曲目の全体~細部の調性分析。作曲者および作品・作品関連する資料収集。
 第5回:和声課題実施例を使った分析の基礎「低音位と高音位から見た分析」。課題2曲目の全体~細部の調性分析。前回収集した資料の集約。
 第6回:和声課題実施例を使った分析の基礎「カデンツから見た分析」。課題2曲目の全体構造分析。レポート仕上げ。
 第7回:和声課題実施例を使った分析の基礎「終始から見た分析」。課題3曲目の全体~細部の調性分析。作曲者および作品・作品関連する資料収集。
第8回:和声課題実施例を使った分析の基礎「終止から見た楽曲構造」。課題3曲目の全体~細部の調性分析。前回収集した資料の集約。
 第9回:和声課題実施例を使った分析の基礎「転調を含む調判定」。課題3曲目の全体構造分析。レポート仕上げ。
 第10回:和声課題実施例を使った分析の基礎「転調の意味するもの(関係調)」。課題4曲目の全体~細部の調性分析。作曲者および作品・作品関連する資料収集。
第11回:和声課題実施例を使った分析の基礎「ゆれ理論」。課題4曲目の全体~細部の調性分析。前回収集した資料の集約。
 第12回:和声課題実施例を使った分析の基礎「翳り理論」。課題4曲目の全体構造分析。レポート仕上げ。
 第13回:和声課題実施例を使った分析の基礎「和音構成音による修飾」。課題5曲目の全体~細部の調性分析。作曲者および作品・作品関連する資料収集。
 第14回:和声課題実施例を使った分析の基礎「非和声音(経過音、刺繍音、先取音、逸音)」。課題5曲目の全体~細部の調性分析。前回収集した資料の集約。
 第15回:和声課題実施例を使った分析の基礎「非和声音(倚音、掛留音)」。課題5曲目の全体構造分析。レポート仕上げ。

■ 準備学習等

■ 成績評価の方法・基準

作品グループ研究および作品個別研究(レポート課題提出)70%と作品総合研究(レポート課題提出)30%を成績とする。

■ 教科書

総合和声 実技・分析・原理 島岡譲他著 音楽之友社

■ 参考図書

授業内に指示する。

■ 履修の条件・注意事項

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