大分県立芸術文化短期大学 平成30年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
エコツーリズム論 城田 愛

前期
選択 2 講義 国際総合学科2年
■ 授業の目的・到達目標

 前半は、講義担当者の調査地であるハワイと沖縄の事例を中心にとりあげ、両地域におけるエコロジカルな観光の実態、および近年、必要とされている代替的(オルタナティヴalternative)、包括的(インクルーシヴinclusive)、持続可能(サスティナブルsustainable)なツーリズムの可能性や課題等についても検討をしていきます。
 後半は、受講学生たちの関心のある地域における、エコロジカルなツーリズムのプランについての個人発表と事例検討をしていきます。
【到達目標】
(1)ハワイと沖縄におけるエコロジカルなツーリズムの実態について、理解できるようになる。
(2)関心のある地域におけるエコロジカルなツアーのプラン案を作成できるようになる。
(3)代替的、包括的、持続可能なツーリズムの可能性と課題についても考えられるようになる。

■ 各回の授業内容

1 はじめに:本講義の目的
2 ハワイの事例(1):概要、自然と文化(フラ等)
3 ハワイの事例(2):自然と信仰(拝所、ヒーリング、パワースポット等)
4 ハワイの事例(3):自然と食のめぐみ(地産地消、オーガニック、ビューティー、自閉症スペクトラム児・者のためのツアー等)
5 沖縄の事例(1):概要、自然と文化(琉球芸能等)
6 沖縄の事例(2):自然と信仰(拝所、ヒーリング、パワースポット等)
7 沖縄の事例(3):自然と食のめぐみ(地産地消、オーガニック、ビューティー、食物アレルギー対応ツアー等)
8 受講生による「エコツーリズム・プラン」の発表(1)とディスカッション
9 受講生による「エコツーリズム・プラン」の発表(2) とディスカッション
10 受講生による「エコツーリズム・プラン」の発表(3) とディスカッション
11 受講生による「エコツーリズム・プラン」の発表(4) とディスカッション
12 受講生による「エコツーリズム・プラン」の発表(5) とディスカッション
13 受講生による「エコツーリズム・プラン」の発表(6) とディスカッション
14 期末レポートについて
15 まとめ

■ 準備学習等

受講生には、各自の関心のある地域における「エコツーリズム」のプラン案を考えてもらい、パワーポイントと配布資料を使って、発表をしてもらいます。そして、そのプラン案をめぐり、受講学生たちで、事例検討のディスカッションをしていきます。各自、パワーポイントでの発表と配布資料(レジュメ)の準備が必要とされます。

■ 成績評価の方法・基準

個人発表(60点)、まとめのレポート(20点)、平常点(20点)も考慮して、総合的に評価します。

■ 教科書

教科書は使用しません。随時、プリントを配布します。

■ 参考図書

『エコツーリズムを学ぶ人のために』、『地域からのエコツーリズム:観光・交流による持続可能な地域づくり』、『観光の新しい潮流と地域 (放送大学教材)』、『観光学キーワード (有斐閣双書キーワード)/』、『観光経験の人類学:みやげものとガイドの「ものがたり」をめぐって』

■ 履修の条件・注意事項

*個人発表とディスカッションを重視するため、履修者数を上限20名程度に設定します。履修希望者数が上回る場合、1年で「文化人類学」と「観光文化論」を履修済みの学生、「観光人類学」と卒業研究「文化人類学研究」の履修者、そして初回出席者を優先しますので、初回には必ず出席するよう留意して下さい。

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