大分県立芸術文化短期大学 平成30年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
ヨーロッパの文化と社会 高瀬 圭子
疇谷 憲洋
前期
選択 2 講義 国際総合学科2年
■ 授業の目的・到達目標

中央ヨーロッパのドイツ語圏と西ヨーロッパのイベリア半島の国々を主な対象として取り上げ、それぞれの文化と社会の諸相について理解することを目的とする。前半では、まずドイツ語圏について概観し、次いでドイツを中心に、中世から現代に至る歴史の中で生み出された芸術文化について、社会との関わりの中で論じてゆく。特に、二つの世界大戦の前後の状況に焦点をあててゆくことにしたい。後半は、これまでヨーロッパの「辺境」として位置づけられてきたイベリア半島、スペイン・ポルトガルの歴史や文化を見ることによって、他の文明圏との関わりやグローバリゼーションの中で「ヨーロッパ」について再検討することをめざす。
到達目標は次の通り。
①ドイツ語圏の国々の文化、社会、歴史について、基本的な知識を得る。
②イベリア半島、スペイン・ポルトガルの文化、社会、歴史について、基本的な知識を得る。
③ヨーロッパ文化の諸相を知ることを通じて、多様な文化を理解し、尊重する態度を身につける。

■ 各回の授業内容

1. 全体ガイダンス:ヨーロッパの現在~EUとユーロ~
2. ヨーロッパのドイツ語圏
3. ドイツの文化と社会I : 地方分権の伝統
4. ドイツの文化と社会II : 政治的統一と文化
5. ドイツの文化と社会III :モダニズムの時代
6. ドイツの文化と社会IV : ナチ時代の芸術とスポーツ
7. ドイツの文化と社会V : 第二次世界大戦の負の遺産
8. ドイツの文化と社会VI : 戦後ドイツの社会
9. 「ここに陸終わり、海始まる」?:イベリア半島の風土と文化
10.「文明の衝突」?:民族移動のターミナル・イベリア半島
11.「大航海時代」?:グローバリゼーションとイベリア半島
12.「日の沈むことなき帝国」とその後:イベリア半島の近代・現代
13. 世界遺産から見るスペインの歴史と文化
14. 世界遺産から見るポルトガルの歴史と文化
15. まとめ:イベリア半島から見た「ヨーロッパ」

■ 準備学習等

開講時に指示する。

■ 成績評価の方法・基準

レポートおよび授業への取り組み。レポートは前半(ドイツ)と後半(スペイン・ポルトガル)のそれぞれで課す。

■ 教科書

教科書は使用しない。

■ 参考図書

開講時に指示する。

■ 履修の条件・注意事項

成績評価を受けるためには、出席状況が規定を満たしている必要がある。

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