大分県立芸術文化短期大学 平成30年度講義概要
科目一覧へ戻る
授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
芸術環境文化特論 田中修二
後期
選択 2 講義 専攻科造形専攻1年
■ 授業の目的・到達目標

現代の大きな課題となっている環境問題は、さまざまな時代・地域の社会に生きる人間の、文化的な営みと深く関わっています。芸術分野でも、過去に制作された作品を私たちが享受し、さらに未来へと伝えていくために、環境という視点は欠かすことができません。また今日では、環境の問題を中心に据えた美術や音楽などの芸術活動・制作が盛んに行なわれています。
本講義では、美術作品の保存の問題、近・現代芸術における作品と環境との関わりなどの考察を通して、人間と環境の関係について理解を深めていきます。

到達目標
1:芸術と環境の関係への理解を深める。
2:美術作品を保存し、伝えていくことについての意識を深める。
3:造形表現と時代・社会・地域等との関係について理解する。

■ 各回の授業内容

1. イントロダクション
2. 芸術において「環境」とはなにか
3. 「中央」と「地方」
4. 大分という環境(1)
5. 大分という環境(2)
6. フィールドワーク(1)
7. 大学という場
8. 展覧会と美術館
9. 芸術作品と環境との関わり
10. 公害および環境問題について
11. フィールドワーク(2)
12. 屋外彫刻の保存を通して見る環境
13. environmental art ── ランド・アート/アース・ワーク
14. 環境とデザインとアフォーダンス
15. まとめ

■ 準備学習等

芸術に関することだけでなく、広く環境問題について日頃から関心を向けてください。

■ 成績評価の方法・基準

授業への参加意欲(30%)、口頭発表等(20%)、期末レポートもしくはテスト(50%)

■ 教科書

毎回、配付資料と画像等を用い、授業を進めます。

■ 参考図書

参考図書については、適宜授業中に指示します。

■ 履修の条件・注意事項

学外でのフィールドワークなどを行なう場合があります。休日を含め、授業時間外に行なうこともありますが、必ず出席してください。

科目一覧へ戻る

Copyright © 大分県立芸術文化短期大学 All Rights Reserved.