大分県立芸術文化短期大学 平成30年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
現代生活論 安倍尚紀

後期
選択 2 講義 国際総合学科1年
国際総合学科2年
情報コミュニケーション学科1年
情報コミュニケーション学科2年
留学生
■ 授業の目的・到達目標

 私たちの生活は、政治・行政の制度や法律だけでなく、「当たり前のこと」「流行」などの目に見えない規範や文化など、社会的に条件づけられています。また、日常の中のふとした光景に、マーケティングや政治に関する戦略が含まれていることもあります。

この講義では、それらの社会からの影響とうまく折り合いをつけながら、自分の生活をデザインしていける人になれるような知識の習得、課題の分析、文章作成を到達目標として、専門分野「社会学」に関して学んでいきます。

■ 各回の授業内容

※毎回、さまざまな分野のアニメーションに焦点を当て、社会学の理論と関連付けて分析していきます。

1. 「生活」とは何か。アニメーションと現代社会の相互作用関係
2. 戦後日本―ライフスタイルの60年 戦前の日本と「かけがえのないもの」
3. 日常生活と憲法、社会契約
4.  監視社会とユートピア、「スマート化」と社会統制への影響 
5. 消費社会①・商品論
6. 消費社会②・物象化
7. ファッション モテ・リア充 学校文化
8. 言論・表現の自由とは 日本の政治 
9. オタクとメディア文化   アイデンティティ「友だち」地獄
10. 【実習】レポート課題の検討 他者評価とディスカッション
11. 生活の中の遊び
12. 価値観
13. メディア文化
14. 社会生活の諸問題
15. まとめ

■ 準備学習等

毎回、指示します。

■ 成績評価の方法・基準

平常点(50%)とレポート(50%)を総合して評価します。

■ 教科書

教科書は講義中に指定します(2000円程度)。毎回、講義資料を配布します。

■ 参考図書

栗田宣義、2012、『マンガでわかる社会学』、オーム社(1900円)

井原久光、2012、『社会人のための社会学入門』、産業能率大学出版部(1800円)

■ 履修の条件・注意事項

(1)担当教員の他の講義と同じく、グループディスカッションや個人でマイクを使って受講者との対話を求めることが多いです。くじけることなく参加してください。(2)授業の中でも最新の動向を紹介しますが、ぜひ日頃から新聞や雑誌を読む習慣をつけるようにしてください。一人の生活者として、自分の衣食住や消費生活を見直してみること。


履修登録に当たって、どの授業を受けようかどうか迷うこともあるでしょう。そんなときは、その先生が書いた著書や学術論文を探してみることです。大学教員というのは教育者であると同時に、専攻分野で最先端の研究をしている人でもあります。googleやgeniiで検索すると、たくさん見つかるでしょう。(参考URL)http://researchmap.jp/abenaoki/

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