大分県立芸術文化短期大学 平成30年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
心理統計 吉山 尚裕

前期
選択 2 講義 情報コミュニケーション学科2年
■ 授業の目的・到達目標

 心理学や社会学では、実験や調査によって集めたデータを統計的に分析することが多いため、統計学の知識が必要です。この授業では、データ分析に必要な統計学の基本を学習します。受講生としては、心理系や社会系の4年制大学に編入を希望する学生を念頭に置いていますが、そうでなくてもかまいません。
【到達目標】
①心理学研究における統計の役割を説明できる。
②データを代表値や散布度を使って記述することができる。
③統計的仮説検定の考え方を説明でき、実際に検定ができる。

■ 各回の授業内容

1.オリエンテーション
2.心理学の研究方法(1年次の復習)
3.研究で統計をどう使うのか(1)
4.研究で統計をどう使うのか(2)
5.測定と測定尺度
6.代表値と散布度
7.作業仮説と帰無仮説
8.平均値の差の検定(t検定)
9.1要因分散分析
10.2要因分散分析(1)
11.2要因分散分析(2)
12.ノンパラメトリック検定
13.相関と相関係数
14.因子分析
15.まとめ

■ 準備学習等

 授業用シートを配布しますので、予習・復習に活用してください。授業の性格上、宿題が多いことを覚悟してください。

■ 成績評価の方法・基準

平常点(30%)+確認テスト(20%)+期末レポート(50%)
※確認テストと期末レポートでは、演習問題を解いてもらいます。

■ 教科書

使用しません。

■ 参考図書

山田・村井(著)「よくわかる心理統計」 ミネルヴァ書房
南風原・杉澤・平井(著)「心理統計学ワークブック」 有斐閣
後藤・大野木・中澤(編)「心理学マニュアル 要因計画法」 北大路書房

■ 履修の条件・注意事項

 電卓を使って演習問題を解きながら、統計の考え方を理解していきます。その上で統計ソフトを使った解析に進みます。電卓は、関数電卓を貸し出しますので、用意する必要はありません。

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