２０世紀初頭に誕生した「産業心理学」は，組織への関心の高まりに伴い，今日では，「産業・組織心理学」へと発展しています。この授業では，企業や官公庁を念頭におき，働く人間と職場集団に関する心理学的理解を深めることを目的とします。
　【到達目標】①職場集団や組織の心理学的特質を説明できる。②職場で起きやすい問題や困難を指摘できる。③リーダーシップを発揮するポイントを説明できる。

１．オリエンテーション
２．事例研究：後回しにされた仕事
３．組織とは何か
４．変わりゆく今日の組織
５．科学的管理法
６．人間関係論
７．グループ・ダイナミックス
８．集団の規範と凝集性
９．事例研究：報告を怠ったとき
10．リーダーシップとは何か
11．リーダーシップの理論
12．リーダーシップの効果
13．組織における意思決定
14．意思決定の落とし穴
15．まとめ

パワーポイント（配布資料）を予習や復習に活用しよう。働く人間や組織を取り上げた新聞記事やテレビ番組を見よう。授業で紹介する本を読もう。

平常点（40％）と期末テスト（60％）

教科書は使用しません。

外島裕・田中堅一郎編「産業・組織心理学エッセンシャルズ」（ナカニシヤ出版）
山口裕幸編「コンピテンシーとチーム・マネジメントの心理学」（朝倉書店）

毎回，授業終了後に，「ミニレポート」の提出を求めます。これは授業中に出す質問への回答を記入してもらうもので，平常点とします。また，質問や応答をしやすいように座席指定を行います。