大分県立芸術文化短期大学 平成29年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
哲学 河津 邦喜
前期集中
選択 2 講義 美術科1年
美術科2年
音楽科1年
音楽科2年
国際総合学科1年
国際総合学科2年
情報コミュニケーション学科1年
情報コミュニケーション学科2年
■ 授業の目的・到達目標

〔授業の目的〕現代の哲学者スラヴォイ・ジジェクの初期の著作から、(構造主義的)精神分析学による芸術解釈を学びます。マンガや小説や映画やオペラなどいわゆる表象文化を、単に娯楽として表面的に楽しむことから、それを理論的に分析することへどう脱皮すればいいかを学ぶことが目的です。


〔到達目標〕映画・マンガ・アニメ・能楽・神話など、物語を分析する能力をつけること。

■ 各回の授業内容

第1講 ヒッチコックの『北北西に進路をとれ』をジジェクはどう精神分析したか?
第2講 構造主義的分析は、常識的解釈とどう違う?意識=意味と、それを可能にする深層構造との区別
第3講 神話や伝説から小説・アニメまで、構造分析の例を学ぶ
第4講 個人の心理的発達段階、<現実界><想像界><象徴界>、欲求と要求と欲望と欲動
第5講 リヒャルト・シュトラウスのオペラ『サロメ』と聖なるものへの冒涜;部分対象
第6講 リヒャルト・ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』と欲望の幻想的対象a
第7講 ヒッチコックの『鳥』と映画の手法の精神分析
第8講 精神分析と文化人類学;日常と非日常との区別がどう変化して個人の無意識が生まれたか?
第9講 日本の能楽『船弁慶』;源平の戦いと亡き者への罪悪感への追善供養としての芸能
第10講 演劇とは?古代ギリシア悲劇の誕生とアイスキュロス・ソフォクレス・エウリピデスへの変遷
第11講 芸能とは?日本の神楽・翁舞・能楽の歴史;神への奉納・死霊への追善供養・宗教儀礼が娯楽へ
第12講 オペラの歴史;キリスト教的罪悪感からのルネサンス人のギリシア的多神教による脱出。宮廷の貴族のハイカルチャーからブルジョワのマスカルチャーへの大衆化。
第13講 映画の誕生と映像表現手法の発達;表現力が進化することにどんな意義があるか1
第14講 映画の誕生と映像表現手法の発達;表現力が進化することにどんな意義があるか2
第15講 まとめ

■ 準備学習等

参考図書をあらかじめ繰り返し、暗記してしまうぐらいに、読んできて下さい。授業中プリントを配布して、問題を宿題として出しますので、答えレポートを提出してもらいます。

■ 成績評価の方法・基準

期末試験と宿題レポートで評価します。

■ 教科書

使いません。レポートを配ります

■ 参考図書

『ヒッチコックによるラカン』スラヴォイ・ジジェク(トレヴィル)
『オペラは二度死ぬ』スラヴォイ・ジジェク+ムラデン・ドラー(青土社)
『ヒッチコック×ジジェク』ジジェク編(河出書房新社)

■ 履修の条件・注意事項

授業内容お中身と順序は変更することがあります。毎回VTRを見てもらいます。

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