(1)グローバル化時代に必要とされるコミュニケーション力をつちかうことをめざします。
(2)複数の地域や言語、文化にルーツをもつ日系移民たちや日本に暮らす移民たちの生活、そして移民をテーマにした文学、音楽、映画、博物館展示などの例から考えていきます。
(3)「異文化」を読み解くと同時に、「自文化」を相対化していく比較の視点をトレーニングしていくことを目的とします。

1　はじめに　　　　　　　　　　　　　　　　　　
2　異文化と自文化(1)　　　　　　　　　　　　　
3　異文化と自文化(2)　　　　　　　　　　　　　　
4　日系移民の概略(1)　　　　　　　　　　　　　　
5　日系移民の概略(2)　　　　　　　　　　　　　　
6　ハワイへの移民(1)：はじめに　　　　　　　　　
7　ハワイへの移民(2)：「写真花嫁」(1)　　　
8　ハワイへの移民(3)：「写真花嫁」(2)　　
9　ハワイへの移民(4)：第二次世界大戦と日系移民
10 　北米への移民(1)
11　北米への移民(2)
12　南米への／からの移民
13　移民研究の課題と展望：自文化と異文化の橋わたし
14　期末レポートについて
15　まとめ

講義では、英語（日本語字幕）の映画や音楽、映像についても多くとりあげるため、授業外学習として、配布する資料などの予習および復習がもとめられます。

平常点（30%）、期末レポート（70%）から評価します。

教科書は使用しません。随時、プリントを配布します。

『パウ・ハナ : ハワイ移民の社会史』、『ハワイ・ブック : 知られざる火の島を歩く』、『ハワイ研究への招待 : フィールドワークから見える新しいハワイ像』、『ハワイ』、『移動する人びと、変容する文化：グローバリゼーションとアイデンティティ』

「文化人類学」「観光人類学」を履修済みであることが望ましく、それらの未履修者は、文化人類学やハワイの社会と文化、日系移民の基本的事項と概要について、自主的に学ぶことが求められます。