・ヨーロッパ勢力の海外進出と世界の一体化の過程について、基本的概念と基礎知識を習得する。
・多様な文化交流の歴史展開を学ぶことを通して、多様な人間のつながりについて国家の枠にとどまらず多元的に考察する態度を身に付ける。

１．文化交流史とは
２．13世紀世界システムとヨーロッパ
３．中世ヨーロッパの世界観と「プレスター・ジョン伝説」
４．マルコ・ポーロ『東方見聞録』と「ジパング伝説」
５．アフター・モンゴル①：イスラーム世界の秩序再編
６. アフター・モンゴル②：東アジア世界の秩序再編
７．「アメリカ」における古代文明の展開
８．地中海から大西洋へ
９．コロンブスとガマの「インド」到達
１０．スペインの新世界征服
１１．「魂の征服」－新大陸におけるキリスト教－
１２．ポルトガルのアジア進出
１３．「文明の対話（？）」－アジアにおけるキリスト教－
１４．「日の沈むことなき帝国」とその後
１５．まとめ

高校時代に世界史ＡあるいはＢを受講していた人は、その時使用していた教科書を参考に基礎知識を確認して下さい。

適宜ミニレポートを課し（20％）最終レポートあるいは試験（80％）で判断します。

講義プリントを配布し、参考文献は適宜紹介します。

青木康征『海の道と東西の出会い』山川出版社
鹿毛敏夫『大航海時代のアジアと大友宗麟』海鳥社
川崎桃太『フロイスの見た戦国日本』中公文庫

各自で講義内容を整理し、疑問があるときには気軽に質問してください.
プリントを多数配布するので、各自整理してください。