大分県立芸術文化短期大学 平成30年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
音楽美学 松田 聡
前期
選択 2 講義 音楽科2年
■ 授業の目的・到達目標

〔授業の目的〕
音楽作品と「作者」との関係をめぐって美学的な考察を行う。具体的には、その関係が特に問題になる例、すなわち、「編曲」「未完成作品の補筆完成」等の作品例、あるいは他人の作品の模倣が指摘される例などを取り上げる。
〔到達目標〕
・各回の授業が何をテーマとし、どのような考察をしているか、しっかり把握できるようになること。
・音楽作品の理解にとって、作者や成立事情などの情報がどのような意味を持つのか、理解すること。

■ 各回の授業内容

第1講 授業ガイダンス
第2講 作品と作者の関係をめぐる問題設定
第3講 編曲について(1):原曲を知ることの意味
第4講 編曲について(2):編曲における創造性
第5講 編曲について(3):既成の素材に基づく作曲
第6講 編曲について(4):引用について
第7講 未完成について(1):シューベルトの《未完成交響曲》(1):鑑賞
第8講 未完成について(2):シューベルトの《未完成交響曲》(2):考察
第9講 未完成について(3):モーツァルトの《レクイエム》(1):鑑賞
第10講 未完成について(4):モーツァルトの《レクイエム》(2):考察
第11講 模倣について(1):著作権の問題
第12講 模倣について(2):影響関係の理解
第13講 模倣について(3):創造性の問題
第14講 模倣について(4):社会性の問題
第15講 授業のまとめ

■ 準備学習等

前回の内容を振り返ったうえで授業に出ること。

■ 成績評価の方法・基準

授業への参加度(ワークシートの提出等)40%、試験60%

■ 教科書

特に用いない。

■ 参考図書

授業時に参考文献として紹介する。

■ 履修の条件・注意事項

授業に関する基本的な説明を初回に行うので、受講者は必ず出席すること。
※理論コースの学生は必修

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