大分県立芸術文化短期大学 平成29年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
邦楽演習 田中 愛子
谷村 育子
馬野 正基
後期
選択 2 演習 音楽科1年
■ 授業の目的・到達目標

(器楽)
音楽科の学生として、楽理と耳で調絃(チューニング)を修得して、アンサンブルができるようになる。
(声楽)
〔授業の目的〕
・能は世界遺産に選ばれた最古の音楽演劇(オペラ)である。700年息づいた日本の誇る音楽の音階・楽器・リズム・発声・能面の能装束のあり方を体験・鑑賞し、西洋音楽との比較を学ぶ。
・世界的に評価されている世阿弥の芸術論「花伝書」を図面でわかり易く説明。芸の魅力の身につけ方、芸術の習得、錬磨をどの様に伝えて行くか、芸術家の永遠の課題である。
〔到達目標〕
・何のレッスンでも百遍稽古が基本でその結果如何にあるべきか先が自然に見えて来る
・羽衣の3分の天女の舞は軽やかなリズムとメロディックで楽しい。昨年の卒業生はもっと時間を掛けてこの部分を教えて欲しい意見が有ったので毎回60分かけて歌う練習をしている。
・卒業生の作った五線譜と能楽の譜面で謡える様習得している。

■ 各回の授業内容

(器楽)
1.オリエンテーション、筝の歴史、楽器についての説明をする。
2.平調子を自分で調絃できるように実習する。
3.平調子を洋楽の楽理を使ってできるようにする。
4.調絃の練習を続けながら基本的な奏法を習得する。
5.教則本の曲を練習、講師が曲を演奏(春の海)
6.合奏の練習をする
7.各班で試験で演奏する曲の練習
8.試験
(声楽)
9.能の歴史・役(ワキ・狂言・囃子)のあり方 ビデオを見て楽器の組立方、音の立て方、演奏法、リズムの取り方を学ぶ。
10.能楽協会出版の教科書を学び、能舞台は現世・中庸の道(橋掛)・来世に分かれ物語が進行する劇。
11.演能は神(神様物)・男(修羅物)・女(妖精、源氏物語の女)・狂(恋の狂女、母子物)・鬼(妖怪物)で上演するビデオを観る。
12.能面25面を身につけ役柄のイメージ、視界・発声の苦労、装束の重さを知る。
13.新作能「博多山笠」は九州室内楽のオーケストラとシンフォニーホールで洋楽とコラボで行われた ビデオで観る。
14.「花伝書」世阿弥の芸術論をわかり易く説明、人生論としても大切な教えを学ぶ。
15.古代ギリシャ悲劇と能のコラボの能「ネキヤ」、ギリシャ古代石舞台15000人の絶賛舞台をビデオで観る。

■ 準備学習等

(器楽)授業で使用する楽器の準備
(声楽)卒業生の残した「羽衣」の五線譜で自習ができる様にした

■ 成績評価の方法・基準

(器楽)最後に試験で30% 調絃50% 平常点20%
(声楽)「羽衣」を2~3人で謡える様に(毎回60分)したがテストは1人で受ける
100点~50点まで評価

■ 教科書

(器楽)「たのしい筝教則本」(水野千鶴 著、大日本家庭音楽会発行)
(声楽)『学んでみよう能の狂言』能楽協会出版
『能の音楽性と実際』浅見真高
『能楽の囃子』ビデオ

■ 参考図書

「花伝書」が今日に伝えるもの

■ 履修の条件・注意事項

芸術家は自我マイペースになりがち。「花伝書」にある「誠実・真・謙虚・おごるな・虚像になるな」
世阿弥の言葉「離見の見」離れた所で自身を冷静に見つめ反省する。初心の心を何時もスタート点で謙虚に受けとめる

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