大分県立芸術文化短期大学 平成30年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
邦楽演習(和楽器) 田中 愛子
前期集中
後期集中
選択 2 演習 音楽科1年
■ 授業の目的・到達目標

[授業の目的]
筝の練習というのは、いかに正確に調弦できるかという一言にかかっている。
調弦が自分で出来るよう耳だけではなく、洋楽の楽典も使って習得する。
[到達目標]
アンサンブルが出来るようになる。

■ 各回の授業内容

(器楽)
1.オリエンテーション。筝の歴史、楽器の扱いについて学ぶ。
2.調弦(チューニング)。平調子の調絃方法を学ぶ。
3.チューナーや楽典を使って調弦する。
4.調絃の練習を続けながら基本的な奏法を習得する。
5.教則本の曲を使って練習。
6.アンサンブル。グループ毎で合奏の練習をする。
7.各グループで、試験で合奏する曲を練習する。
8.試験。実技(グループ毎で合奏)と筆記
(声楽)
9.能の歴史・役(ワキ・狂言・囃子)のあり方 ビデオを見て楽器の組立方、音の立て方、演奏法、リズムの取り方を学ぶ。
10.能楽協会出版の教科書を学び、能舞台は現世・中庸の道(橋掛)・来世に分かれ物語が進行する劇。
11.演能は神(神様物)・男(修羅物)・女(妖精、源氏物語の女)・狂(恋の狂女、母子物)・鬼(妖怪物)で上演するビデオを観る。
12.能面25面を身につけ役柄のイメージ、視界・発声の苦労、装束の重さを知る。
13.新作能「博多山笠」は九州室内楽のオーケストラとシンフォニーホールで洋楽とコラボで行われた ビデオで観る。
14.「花伝書」世阿弥の芸術論をわかり易く説明、人生論としても大切な教えを学ぶ。
15.古代ギリシャ悲劇と能のコラボの能「ネキヤ」、ギリシャ古代石舞台15000人の絶賛舞台をビデオで観る。

■ 準備学習等

授業で使用する楽器の準備すること。
準備することで楽器を理解し自主的に練習出来るようになるため。

■ 成績評価の方法・基準

試験を行う。グループでの演奏30点、平常点20点、筆記試験と1週から7週までの調弦を見て50点。

■ 教科書

『たのしい筝教則本』水野千鶴 著、大日本家庭音楽会発行

■ 参考図書

■ 履修の条件・注意事項

基本的な洋楽の楽典

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