大分県立芸術文化短期大学 平成29年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
アートセラピー 井上 里美
後期
選択 2 講義・演習 美術科1年
美術科2年
音楽科1年
音楽科2年
国際総合学科1年
国際総合学科2年
情報コミュニケーション学科1年
情報コミュニケーション学科2年
■ 授業の目的・到達目標

この講義では、アートセラピーの歴史や理論、技法、効果などを、事例も取りあげながら学びます。また、各演習により感覚を通して自分に触れる体験(アート体験)をすることで、「自分」を題材にアートセラピーの理解を深めていきます。到達目標は、演習(アート体験)と振り返り(アート日記)によって深めた経験(自己探求、自己発見、治癒的側面)を、アートセラピーの基礎知識を基に論理的に討議できるようになることです。

■ 各回の授業内容

第1講 オリエンテーション
第2講 アートセラピーとは
第3講 アートセラピーの歴史
第4講 創造性の促進
第5講 クリエイティブコネクション:ムーブメントとアート
第6講 クリエイティブコネクション:アートと音と書くこと
第7講 無意識?フロイト?
第8講 無意識との対話
第9講 無意識?ユング?
第10講 事例から学ぶ
第11講 視覚アート
第12講 制作とリフレクティング
第13講 子どもの描画発達段階
第14講 PTSD患者とのアートセラピー
第15講 まとめ

■ 準備学習等

スケッチブックに、その日の授業内容を振り返るための「アート日記」をつけてもらいます。「良い」「悪い」はありません、感じたことを自由に表現しましょう。

■ 成績評価の方法・基準

平常点(30%)、筆記テスト(20%)、期末レポート(30%)、スケッチブック(20%)を総合して評価しますが、具体的な内容はオリエンテーションにて説明します。

■ 教科書

「表現アートセラピー 創造性に開かれるプロセス」
ナタリー・ロジャーズ著/小野京子・坂田裕子訳 誠信書房

■ 参考図書

「芸術と心理療法 創造と実演から表現アートセラピーへ」ショーン・マクニフ著/小野京子訳 誠信書房
「芸術療法の理論と技法」J.A.ルービン編/徳田良仁監訳 誠信書房
「A History of Art Therapy in the United States」Maxine Junge with Paige Asawa. AATA,Inc.  など

■ 履修の条件・注意事項

演習はグループワークを主に行います。人前で表現することに抵抗がある方もいると思います。自分のペースで参加してください。また、携帯電話の使用は厳禁とします。

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