大分県立芸術文化短期大学 平成28年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
卒業研究(経済) 植村 修一

通年
選択必修 4 演習 国際総合学科2年
■ 授業の目的・到達目標

グローバル化の進展やICT(情報通信技術)の発達により、経済社会は目まぐるしく変わりつつあります。そうした中で、世の中の動きを冷静に見極め、しっかりと地に足を着けて暮らしていくことが、かつてないほど大切になっています。そのため、この卒業研究では、仮想のポートフォリオ(複数の金融資産の組み合わせ)の運用を通じて、経済や金融市場の動きをリアルタイムで学ぶとともに、日本経済を題材に英語も学習することによって、「経済に強い」人材の育成を目指します。

■ 各回の授業内容

・はじめに、運用原資として各人に10百万円を配分する(仮想通貨)。各人はこれを異なる複数の金融資産(預貯金、株式、公社債、外債、外国株、REIT<不動産投資信託>、FX<外国為替証拠金取引>、金、原油先物等)で運用する。各人は、毎回、その損益状況(週末締め)と市況動向について報告する。月に1回、ポートフォリオの組み換えが可能。各自月次レポートを作成する。1年の最後に、運用成績に応じた表彰がある。
・テキストを用い、日本経済を題材に英語学習をする。
・前期は、月1回程度、外部(銀行、証券会社)訪問か講師の招聘を行う。
・後期は、卒業論文のテーマやスケルトンに関するプレゼンテーション、論文指導等を行う。

■ 準備学習等

・市況の動きとその背景となる国内外の経済社会の動きを、ニュースや新聞・雑誌等を通じて、日常的にフォローする。
・そのために必要となる金融経済の基礎知識を、テキスト等を通じて、確実にマスターする。

■ 成績評価の方法・基準

毎回のゼミでのパフォーマンス(貢献度を含む)と、卒業論文の成果を半分ずつ評価。

■ 教科書

『日経文庫 金融入門』(日本経済新聞出版社)『日経文庫 国際金融の世界』(日本経済新聞出版社)『An Insight into the Japanese Economy』(三修社)

■ 参考図書

開講してから紹介します。

■ 履修の条件・注意事項

・受身ではなく、自らが積極的にゼミに貢献していくとの、強い意欲を持っていること。
・経済に関心があること。
・英語が一定水準に達していること。
・1年後期に、経済学、経営学、国際経済論、教養ゼミ(植村、ヌートバー、大木)のうち、複数科目を履修していること。
・放送や新聞を通じて、日々のニュースを的確に把握していること。
・読書、文章作成を苦にしないこと。

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