大分県立芸術文化短期大学 平成28年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
教養ゼミナール(文化人類学) 城田 愛

後期
選択必修 2 演習 国際総合学科1年
■ 授業の目的・到達目標

【授業の目的】
 この授業では、文化人類学の基本的な考え方、視点、そして実践について、演習形式で学んでいくことを目的としています。口頭による個人発表の方法、レジュメ(配付資料)の作成、レポートの作成などのスキルを身につけ、2年次の卒業研究ゼミに必要な技術を習得することをめざします。

【到達目標】
口頭発表、配布資料の作成、レポートの作成について理解し、きちんと発表・作成ができるようになる。

■ 各回の授業内容

【授業全体について】
 受講生がこれまでに体験したことがある、または身近な場で目にする、耳にする、感じる「異文化体験」について調査・発表をしてもらいます。テーマは、日常生活あるいは旅先において接する衣食住、言葉、博物館展示、文学作品や映像メディア(テレビ、映画、インターネットなど)、宗教、まつり、音楽や舞踊、しぐさ、性差などから見つけだしてください。どのようなことを「異文化」としてとらえたのか、なぜ「異文化」と思ったのかについて、いつ、どこで、だれが、なぜ、どうしたのかを記述してもらいます。そうして、「異文化」、さらには普段は無意識的にとらえがちな「自文化」について考え、まとめ、発表してもらいます。
【各回の授業内容】
1~3 はじめに:授業の進め方について
4~14 個人発表
15 まとめ

■ 準備学習等

5分間の口頭発表のための調査、発表原稿の執筆、そして発表時にクラス全員に配布する資料の作成が必須とされます。発表用の原稿は、教員によるコメント・添削をもとに、期末レポートへとブラッシュ・アップさせていきます。

■ 成績評価の方法・基準

「異文化体験」に関する個人発表(5分程度=20点、配布資料=10点)、口頭発表をまとめた期末レポート(50点)、授業態度などの平常点(20点)も考慮して評価します。

■ 教科書

教科書は使用しません。各自の発表テーマに即した文献などを探すことがもとめられます。

■ 参考図書

 ●文化人類学、フィールドワーク関連
『文化人類学事典』、『アクション別フィールドワーク入門』、『はじまりとしてのフィールドワーク』

■ 履修の条件・注意事項

 「文化人類学」を履修済みであることが望ましいです。2年の卒業研究で「ハワイと沖縄の文化人類学研究」を選択する予定の場合は、できるだけ受講してください。
 「たのしく&きびしく♪」すすめていきますので、積極的に授業にとりくむ姿勢がもとめられます。

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