大分県立芸術文化短期大学 平成28年度講義概要
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授業科目 担当教員名 開講時期 必修・選択 単位 授業形態 学科・学年
合奏 松倉 利之

通年
選択 2 演習 音楽科1年
(教職)
■ 授業の目的・到達目標

 音楽の授業で行われる器楽合奏に関して、合奏の方法論を研究し指導力を身につける事を目的とする。小・中学校の音楽の授業で使われる打楽器の取り扱い方と、基本奏法を習得しながら合奏のテクニックを養う、教職必修科目でもある。
到達目標
・小太鼓の取り扱い方と基本奏法についての知識を習得する 技術向上ではなく、練習方法についての学習に重点を置く
・小・中学校の音楽の授業で使われる小物打楽器の取り扱い方と基本奏法についての知識を習得する 
・打楽器を使った簡単な合奏が出来るようにする 自分の音・リズムだけでなく他者の演奏を聴きながら柔軟に対応できるようにする




■ 各回の授業内容

前期
1 ガイダンス            
2 楽器(小太鼓)とスティックの説明      
3 基本奏法 1 ロール       
4   〃  2 1つ打ち       
5   〃  3 混合        
6   〃  4 記譜法       
7 リズム練習 1 音符の種類    
8   〃   2 拍子の理解
9  〃   3(3連符・6/8)
10   〃   4(後打ち)
12 楽曲演奏  表現方法(強弱)
13   〃  (二重奏)
14   〃  (四重奏)
15 まとめ グループ単位での演奏発表



後期
1 小物楽器の基本奏法            
2 トライアングル・タンブリン          
3 カスタネット・ウッドブロック               
4 ラテン楽器:マラカス・シェーカー                 
5  〃    ギロ・カバサ            
6  〃    カウベル・クラベス           
7  〃    ボンゴ・コンガ
8  〃    スルド
9 大太鼓・シンバル
10 アンサンブル
11   〃
12   〃
13 ボディパーカッション     
14   〃
15 まとめ演奏発表

■ 準備学習等

前期の授業では小太鼓の練習用のスティックで練習台を叩くので、毎回イス、練習台、譜面台の準備と後片付けが必要となる。
後期の授業では小物楽器を使い10人前後の合奏を行うので、楽器、譜面台等の準備後片付けが必要となる。

■ 成績評価の方法・基準

平常点(50%)及び授業時における演奏発表(50%:アンサンブル形式)
演奏発表の内容
・前期:小太鼓による簡単な四重奏
 基準:楽譜に記されている音符が理解出来ているか、基本的な合奏能力が身についているかという点について評価する。
・後期:小物楽器を使った簡単な合奏(12人程度の合奏)
 基準:それぞれの楽器の扱い方が理解出来ているか、他の奏者との関係を理解出来ているかという点について評価する。

■ 教科書

授業時に楽譜を配布。各回毎に少しづつ内容が変わるので、整理して保管しておく事が望ましい。また、小・中学生を指導する場合に活用してもらいたい。

■ 参考図書

■ 履修の条件・注意事項

前期、後期ともに欠席が4回に達した学生は履修名簿から削除する。
適宜、教材となる楽譜を配布するので、次の授業までに目を通しておく事。
※教職科目を履修している学生は必ず履修すること。

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